虫歯と歯周病予防
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- 2011年11月01日
子供のブラッシング
乳歯は生後6ヶ月くらいから生え始まり、3才くらいでほぼ生え終わります。その後、6才頃から次々に永久歯に生えかわり、12才くらいでほぼ生えそろいます。永久歯は出生時から顎の中で育成されていきますので乳歯を健康に保つことは永久歯のためにも重要です。
歯の交換期は乳歯と永久歯が混在し、歯列や歯の高さが凹凸でプラークが溜まりやすく、歯ブラシが届きにくい環境にあります。
毎日の正しいブラッシングが習慣になるように、乳幼児の時からしかっかりプラークコントロールし、8020(ハチマル・ニイマル*80才で20本の歯を保つこと)を実現しましょう。
※ブラッシングのポイント
◆ブラッシング3つの基本
●毛先を歯の表面にきちんと当てて磨く
●軽い力で磨く
●小さな往復連動で磨く
◎ウ蝕になりやすい箇所
●臼歯の噛み合わせの溝
●歯と歯の間
●歯と歯肉の境目
◆こんな時は、やわらかめの歯ブラシを使いましょう。
●歯肉炎こかかっている時
●歯の生え始まる時期
●かための歯ブラシを嫌がる時
●強く磨きすぎる時
○{楽しく}そして磨く順番を決めるなど工夫をして、{磨き残し}がないようにしましょう。
※仕上げ磨き
◆磨く姿勢
こどもの口の中がよく見えるような状態(寝かせるが保護者によりかかせる)で磨きましょう。
◆ハミガキ嫌いにしないために
唇を横におりやり引っ張って歯ブラシを入れたり、歯肉に歯ブラシがぶつかると痛がります。
●前歯や臼歯の頬側面を磨くときは、人差し指を歯肉に軽く当てて指に沿って歯ブラシを動かします。
※保護者による仕上げ磨きは8~9才くらいまで続けましょう。保護者によるチエツクと磨けていない歯の仕上げ磨きを行いましょう。
※ウ蝕予防にはこども用フッ化物配合歯磨剤を使いましょう。
※歯の生え方や歯並びはこどもによって異なります。それぞれの時期で歯科医師や歯科衛生士に指導を受けましょう。
「各歯列期でのブラッシング方法」
●乳歯列期(約6ヶ月~6才)
◎習慣にするために
食事は時間と場所を決めて規則正しく、よく噛んで食べ、
食べたら<自分で楽しく>磨くように工夫しましょう。
◎こどもがきちんと磨けるまでは、仕上げ磨きをして
あげましょう。
●混合歯列期 「1」(約6才~9才)
◎永久歯が生え始めます。鏡を用いて歯の状態を観察させるなど、こどもが自分でプ ラークコントロールできるように保護者がサポートしましょう。
◆特に大切な第1大臼歯(6才臼歯)が生えてきます。
生えるのに1~1年半くらいかかり、歯ブラシが当りにくい期間が続きます。
●歯ブラシを斜めに入れて噛み合わせにあて、毛先を細かく動かして磨きます。
●混合歯列期 「2」(約9才~12才)
◎小学4年生頃になると保護者の管理を嫌がったり、
自分でお菓子を食べるなど生活に変化が生じ、
ウ蝕になりやすい危険な時期です。
◎「自分の歯は自分で守る」自覚を持たせる工夫を
しましょう。
◆歯が抜けかわり、歯並びは凸凹になっています。
●歯ブラシを縦にあて」ワキ部や先端あるいは、後端部を
上下に細かく動かして磨きます。
●歯ブラシを横にあて、左右に細かく動かして磨きます。
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