虫歯と歯周病予防
- 2012年03月17日
口の健康は若さのバロメーター
ドライマウスという病気をごぞんじですか?
ドライマウスとは、唾液の減少により、口の中が乾く病気で、高齢になるほど多いのが特徴です。
食べ物を飲み込めない、味わえない、喋れない。生活の基本が奪われ体力も気力も表情も衰えてしまいます。
唾液は口を清潔に保つ浄化作用があり、口の中が乾いたままだとむし歯や歯周病が増加します。
また口に入った細菌やウイルスに対し抗菌作用を示すこともあり、風邪やインフルエンザなどの感染率も高まります。
加えて唾液は食べ物を消化しやすくして粘膜を保護するので十分な唾液に包まれずに飲み込んだ食べ物は、消化器官の負担となり食道や胃腸の病気をまねきやすくなります。
唾液の分泌量は加齢によって低下しないそうです。つまり、唾液をよく出す生活習慣を意識すれば、唾液量を増やすことは可能です。
① よく噛むこと
② 声を出して会話する
③ ストレスの多い緊張状態では唾液は出にくくなります。一日の中で上手にリラックスタイムをつくることが大切です。
心身の老化を防ぐため、日頃から唾液を出す生活習慣を心がけましょう。
- 2012年02月21日
歯を磨く時、どんな歯ブラシが良いのか?
こんにちは。衛生士の村川です。
私は、やまもと歯科に勤務して15年になります。
歯を磨く時は、どんな歯ブラシが良いのか?
よく患者さんから質問される言葉です。
結論から言えば、シンプル設計の歯ブラシがおすすめです。
コンパクトでシンプル設計の歯ブラシは、お口の中で動かしやすく、
毛先に方向が確認しやすいので、1本1本の歯の形や部位に合わせて、
毛先の当たる角度を変えてみがくのに適しています。
またつま先(先端の部分)、かかと(手前の部分)、脇(横の部分)
など、歯ブラシの一部を利用して、歯と歯の間などの狭い部分を
時間をかけてみがくのに適しています。
- 2012年01月23日
むし歯に負けない強い歯をつくる
※永久歯が生え揃う、学童期・思春期のむし歯
12~13歳頃になると、永久歯の生えかわりが終わります。
生えたての永久歯は歯質が柔らかく、むし歯になりやすいです。
むし歯予防の第一歩は、毎日の歯磨です。
その際、歯磨き粉はフッ素配合のものを使うと歯の再石灰化を促進し、むし歯に負けない強い歯をつくるのに有効です。
この時期で注意したいむし歯
1.二次う蝕(過去に治療したつめ物やかぶせた冠のまわりの虫歯)
2.根面う蝕(歯ぐきが退縮し、歯の根元が露出し、そこが虫歯になる)
この部分はエナメル質に比べ、柔らかくて弱いです。
学童期や思春期は、学校での部活動や勉強で生活のリズムが崩れがち。
食事はもちろんですが、おやつなどを食べた後には歯を磨く習慣をつけましょう。
※むし歯と歯周病が気ななる成人期・壮年期
歯周病は沈黙の病気ともいわれ、自覚症状が少なく気がつかないうちに進行します。歯ぐきの腫れ、出血、痛みは歯周病のサインです。
こうしたサインを見逃さないためにも、歯を磨く時には、鏡で歯ぐきの状態を観察するといいですね。
成人期、壮年期になると、仕事や家庭などで忙しく、歯のケアがおろそかになりがちです。
特に歯ぐきなどの小さな異常を見逃さないように気をつけましょう。
■むし歯と歯周病のためのブラッシング方法
※セルフケア + プロフェッショナルケアで
正しい歯磨き方法、掃除道具の選び方、使い方、また定期的に歯石をとる歯のクリーニングなど、歯科医院で相談することをおすすめします。
セルフケアと歯科医師によるプロフェッショナルケア。この二つでむし歯や歯周病に負けない強い歯をつくりましょう。
- 2011年11月01日
子供のブラッシング
乳歯は生後6ヶ月くらいから生え始まり、3才くらいでほぼ生え終わります。その後、6才頃から次々に永久歯に生えかわり、12才くらいでほぼ生えそろいます。永久歯は出生時から顎の中で育成されていきますので乳歯を健康に保つことは永久歯のためにも重要です。
歯の交換期は乳歯と永久歯が混在し、歯列や歯の高さが凹凸でプラークが溜まりやすく、歯ブラシが届きにくい環境にあります。
毎日の正しいブラッシングが習慣になるように、乳幼児の時からしかっかりプラークコントロールし、8020(ハチマル・ニイマル*80才で20本の歯を保つこと)を実現しましょう。
※ブラッシングのポイント
◆ブラッシング3つの基本
●毛先を歯の表面にきちんと当てて磨く
●軽い力で磨く
●小さな往復連動で磨く
◎ウ蝕になりやすい箇所
●臼歯の噛み合わせの溝
●歯と歯の間
●歯と歯肉の境目
◆こんな時は、やわらかめの歯ブラシを使いましょう。
●歯肉炎こかかっている時
●歯の生え始まる時期
●かための歯ブラシを嫌がる時
●強く磨きすぎる時
○{楽しく}そして磨く順番を決めるなど工夫をして、{磨き残し}がないようにしましょう。
※仕上げ磨き
◆磨く姿勢
こどもの口の中がよく見えるような状態(寝かせるが保護者によりかかせる)で磨きましょう。
◆ハミガキ嫌いにしないために
唇を横におりやり引っ張って歯ブラシを入れたり、歯肉に歯ブラシがぶつかると痛がります。
●前歯や臼歯の頬側面を磨くときは、人差し指を歯肉に軽く当てて指に沿って歯ブラシを動かします。
※保護者による仕上げ磨きは8~9才くらいまで続けましょう。保護者によるチエツクと磨けていない歯の仕上げ磨きを行いましょう。
※ウ蝕予防にはこども用フッ化物配合歯磨剤を使いましょう。
※歯の生え方や歯並びはこどもによって異なります。それぞれの時期で歯科医師や歯科衛生士に指導を受けましょう。
「各歯列期でのブラッシング方法」
●乳歯列期(約6ヶ月~6才)
◎習慣にするために
食事は時間と場所を決めて規則正しく、よく噛んで食べ、
食べたら<自分で楽しく>磨くように工夫しましょう。
◎こどもがきちんと磨けるまでは、仕上げ磨きをして
あげましょう。
●混合歯列期 「1」(約6才~9才)
◎永久歯が生え始めます。鏡を用いて歯の状態を観察させるなど、こどもが自分でプ ラークコントロールできるように保護者がサポートしましょう。
◆特に大切な第1大臼歯(6才臼歯)が生えてきます。
生えるのに1~1年半くらいかかり、歯ブラシが当りにくい期間が続きます。
●歯ブラシを斜めに入れて噛み合わせにあて、毛先を細かく動かして磨きます。
●混合歯列期 「2」(約9才~12才)
◎小学4年生頃になると保護者の管理を嫌がったり、
自分でお菓子を食べるなど生活に変化が生じ、
ウ蝕になりやすい危険な時期です。
◎「自分の歯は自分で守る」自覚を持たせる工夫を
しましょう。
◆歯が抜けかわり、歯並びは凸凹になっています。
●歯ブラシを縦にあて」ワキ部や先端あるいは、後端部を
上下に細かく動かして磨きます。
●歯ブラシを横にあて、左右に細かく動かして磨きます。
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